金色の風合いも風呂敷に再現できる豊彩色インクジェットプリント
![風呂敷活用術](images/furoshiki-manner.jpg)
染色では表現が難しい明度彩度を再現
風呂敷は、バッグに入れておくと何かを包んで持ち帰るときに重宝する、
物を包むだけでなく洋服のアレンジやワンポイントなど
ファッションに取り入れたり、手持ちを購入して自作することで
和装にも洋装にも似合う鞄を作ることもできるなど、
その使い勝手の良さから人気を集めています。
以前は、お客さんの家に贈り物を持って行くときに使っていた風呂敷も、
時代ともともに印刷技術が発達してオシャレな風合いや
金色の風合いなど、好みのデザインの風呂敷を作ることも可能にしています。
![金の風合い](images/kin-huuai.jpg)
金色の風合いの風呂敷と聞いたとき、金箔を使うのでコストがかなり高くなるのではないだろうか、
このような印象を持つ人も多いかと思われますが、豊彩色インクジェットプリントを使えば
低コストで金色の風合いを簡単に作り出せます。
通常の染色では表現が難しい明度彩度を再現できる、発色などにおいても
昇華転写と比べえると最も優れているといわれているのが豊彩色インクジェットプリントです。
天然素材などでは中々再現することが難しいとされる高発色の表現が実現するので、
一般的なポリエステルを使ってもきれいに仕上がるなどからもおすすめの印刷手法といえましょう。
天然素材でデザイン重視の人に最適な技法
豊彩色インクジェットは、通常のCMYKの4色インクよりも多くの色数のインクを組み合わせた
印刷手法であり、多色印刷により明度が高い染色を実現します。
一般的に、天然素材では困難とされる高発色表現も可能ですし、
ポリエステル素材などに最適なデザインや写真などもきれいに発色できます。
ポリエステル素材にはできるけれども、天然素材にはできない、
このような無理難題を回避できるのが豊彩色インクジェットによる印刷であり、
これは繊細に表現を可能にすることから風呂敷にも最適な手法といえるわけです。
![繊細なカラーの表現](images/sensai-colour-hyougen.jpg)
そのため、天然素材を使った風呂敷を作りたい人の中でも
デザインを重視したい人におすすめの手法です。
ちなみに、顔料インクを使う方法もありますが、顔料インクはポリエステル素材などには
適していますが、天然素材ではインクの特性から繊細に表現することはできません。
ただ、顔料インクジェットプリントは低コストで制作ができることや
納期が短いなどの理由からデザインをそれほどこだわらない風呂敷を
大量に作りたいときには効果的です。
一方、豊彩色インクジェットの場合は顔料インクジェットよりも
コストはかかりますが、品質重視の人に最適です。